昭和ポップス稀代のプロデューサー草野浩二・酒井政利が語る、代表曲10曲への思い!
こんにちは!平成生まれの昭和ポップス好き、さにーです。
2019年5月11日、昭和ポップスを語る上で欠かせない音楽ディレクター・プロデューサーの草野浩二さん、酒井政利さんのトークイベントが行われました。 その名も「音楽のDNA Vol.1 — ヒットソングにビジネスを学ぶ」!
このイベントでは草野さん・酒井さんそれぞれの生い立ちや音楽業界に入ったきっかけなど様々お聞きすることができました。そのなかでもお二人が手がけた代表曲の紹介と、そのエピソードについてまとめていきたいと思います!
草野浩二さんってどんな人?
1937年、東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、60年に東京芝浦電気レコード事業部(のちの東芝音楽工業、東芝EMI/現ユニバーサルミュージック)入社。坂本九や弘田三枝子の制作ディレクターとして、カバーポップス黄金時代を築く。63年、坂本九「上を向いて歩こう」が全米チャート(ビルボードとキャッシュボックス)で1位を獲得。その後も奥村チヨ、渚ゆう子、ゴールデン・ハーフ、欧陽菲菲、安西マリアら、多くの人気歌手を発掘・育成する。91年に退社後はファンハウスに在籍。96年からはフリーとなり、ステージやテレビなどへも活動の場を広げている。
音楽のDNA — ヒットソングにビジネスを学ぶ | Peatix
草野浩二さんの代表曲10曲
上を向いて歩こう(坂本九)
言わずと知れた、坂本九さんの代表曲。海外では「SUKIYAKI」と称されていることも有名ですね。
作詞:永 六輔
作曲・編曲:中村八大
1961年10月発売
じんじろげ(森山加代子)
2019年3月6日に78歳で亡くなった森山加代子さん。「じんじろげ」は強烈な歌詞とともに流行語にもなったとのこと。
作詞:渡 舟人
作曲・編曲:中村八大
1961年1月発売
遠くへ行きたい(ジェリー藤尾)
「上を向いて歩こう」と同じ永六輔さんと中村八大さんのコンビ。いちどは耳にしたことがある名曲。
作詞:永 六輔
作曲・編曲:中村八大
1962年6月発売
ヴァケーション(弘田三枝子)
アメリカの歌手・コニー・フランシスのカバー曲。弘田三枝子さんは発売当時15歳だった。
訳詞:漣 健児
作曲:H.Hunter、G.Weston
編曲:大沢保郎
1962年10月発売
恋の奴隷(奥村チヨ)
「恋の奴隷」に続き「恋狂い」と「恋泥棒」の「恋3部作」をヒットさせた。奥村チヨさんの代表曲。
作詞:なかにし礼
作曲:鈴木邦彦
編曲:川口 真
1969年6月1日発売/オリコン最高2位
ドリフのズンドコ節(ザ・ドリフターズ)
「海軍小唄」(かいぐんこうた)と呼ばれていた「ズンドコ節」を、ザ・ドリフターズがカバーしたもの。ほかにも小林旭さんや氷川きよしさんによってカバーされ、幅広い世代に知られる歌。
作詞:なかにし礼
作曲:不詳
編曲:川口 真
1969年11月1日発売/オリコン最高2位
京都の恋(渚ゆう子)
ザ・ベンチャーズが日本で発売したシングルのカバー曲。渚ゆう子さん自身最大のヒット曲となる。
作詞:林 春生
作曲:ザ・ベンチャーズ
編曲:川口 真
1970年5月25日発売/オリコン最高1位
雨の御堂筋(欧陽菲菲)
ザ・ベンチャーズが日本で発売したシングルのカバー曲。欧陽菲菲さんのデビュー曲でもある。
作詞:林 春生
作曲:ザ・ベンチャーズ
編曲:川口 真
1971年6月5日発売/オリコン最高1位
ゴールデン・ハーフの太陽の彼方(ゴールデン・ハーフ)
もともとはアメリカのロック・バンド、アストロノウツが日本で大ヒットさせたインストゥルメンタル曲を、日本語の詞をつけてカバーした。
訳詞:タカオカンベ
作曲:Lee Hazlewood
編曲:川口 真
1972年5月25日発売/オリコン最高17位
涙の太陽(安西マリア )
涙の太陽 (MEG-CD)
1965年4月20日に発売されたエミー・ジャクソンの曲に日本語の詞をつけたもので、安西マリアさんのデビュー曲であり代表曲。
作詞:R. H. Rivers(湯川れい子)
作曲:中島安敏
編曲:川口 真
1973年7月5日発売/オリコン最高16位
酒井政利さんってどんな人?
1935年、和歌山県出身。立教大学文学部卒業後、松竹を経て、61年に日本コロムビアに入社。文芸部員として、守屋浩、島倉千代子、こまどり姉妹らの曲をヒットさせ、64年、青山和子「愛と死をみつめて」で日本レコード大賞を受賞。68年、CBS・ソニーレコード(現ソニー・ミュージックエンタテインメント)創立時に一期生として入社。フォーリーブス、カルメン・マキ、南沙織、郷ひろみ、山口百恵、朝丘雪路、金井克子、宮沢りえらをプロデュースし、79年、ジュディ・オング「魅せられて」で2度目のレコード大賞を受賞。これまでに300組以上のアーティストを手がける一方、映画や舞台、テレビドラマの分野でも手腕を発揮し、CBS・ソニー取締役兼エグゼクティブ・プロデューサーなど要職を歴任。96年、酒井プロデュースオフィスを設立し、芸術・文化・メディアのトータルプロデュースを行なっている。05年、音楽業界初の文化庁長官表彰を授与されている。
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・Official Site:http://www.sakaioffice1996.com
酒井政利さんの代表曲
愛と死をみつめて(青山和子)
難病で死に別れる恋人を描いた書籍「愛と死をみつめて」をイメージして作られた曲。
作詞:大矢弘子
作曲・編曲:土田啓四郎
1964年7月発売
時には母のない子のように(カルメン・マキ)
カルメン・マキさんのデビューシングルとして発売された曲。
作詞:寺山修司
作曲:田中未知
編曲:山屋 清
1969年2月21日発売/オリコン最高2位
17才(南 沙織)
南沙織さんのデビュー曲であり代表曲。いまも多くの人にカバーされている。
作詞:有馬三恵子
作曲・編曲:筒美京平
1971年6月1日発売/オリコン最高2位
ひと夏の経験(山口百恵)
山口百恵さんはじめての大きなヒットとなった(44.6万枚)。ここから山口百恵伝説の幕開けとなる。
作詞:千家和也
作曲:都倉俊一
編曲:馬飼野康二
1974年6月1日発売/オリコン最高3位
よろしく哀愁(郷ひろみ)
「新御三家」のひとり、郷ひろみさん自身最大のヒット作品。まだジャニーズ事務所にいたときの楽曲。
作詞:安井かずみ
作曲:筒美京平
編曲:森岡賢一郎
1974年9月21日発売/オリコン最高1位
雨がやんだら(朝丘雪路)
平成生まれの世代からすると、バラエティのイメージが強い朝丘雪路さんですが、元宝塚だけあって美しい歌声です。作詞:なかにし礼
作曲・編曲:筒美京平
1970年10月21日発売/オリコン最高5位
微笑がえし(キャンディーズ)
キャンディーズのラストシングル。歌詞には、いままでリリースしたシングルの名前が散りばめられているという粋なはからい。
作詞:阿木燿子
作曲・編曲:穂口雄右
1978年2月25日発売/オリコン最高1位
時間よ止まれ(矢沢永吉)
作詞:山川啓介
作曲:矢沢永吉
1978年3月21日発売/オリコン最高1位
魅せられて-エーゲ海のテーマ-(ジュディ・オング)
1979年のレコード大賞受賞曲。
作詞:阿木燿子
作曲・編曲:筒美京平
1979年2月25日発売/オリコン最高1位
異邦人-シルクロードのテーマ-(久保田早紀)
久保田早紀のデビューシングルであり、代表作。
作詞・作曲:久保田早紀
編曲:萩田光雄
1979年10月発売/オリコン最高1位
草野さん・酒井さん二人が選ぶ、後世に残したい一曲
草野浩二さんの残したい一曲
坂本 九「見上げてごらん夜の星を」
作詞:永 六輔
作曲:いずみたく
編曲:渋谷 毅
1963年5月発売
酒井政利さんの残したい一曲
山口百恵「いい日旅立ち」
作詞・作曲:谷村新司
編曲:川口 真
1978年11月発売/オリコン最高3位
あとがき
イベントに行けなかった…もしくはもっとお二人自身のプロフィールや手がけた楽曲・歌手について知りたい!という方は「ヒットソングを創った男たち~歌謡曲黄金時代の仕掛人」という本をどうぞ。今回のイベントでモデレーターを務めた、濱口秀樹さんという方が著しておられます。 お二方以外のディレクターやプロデューサーの方のお話や、それぞれの方の手がけた楽曲一覧が載っている、大変貴重な参考文献です。
さて、イベント「音楽のDNA」はまだ第一弾が始まったばかり。次回はどんなレジェンドとお会いできるのかとっても楽しみですね〜!
今回のイベントの主催:
80年代音楽エンタメメディア「Re:miner」
歌謡曲バー スポットライト(新宿店)