河合奈保子は月が似合う!「プリズム・ムーン」は隠れた名曲
河合奈保子・16枚目のシングル「微風のメロディー」のB面「プリズム・ムーン」。
この時期アイドルにたくさん曲を提供している、シンガーソングライターの尾崎亜美が作詞作曲を手がけています。
曲の情報
作詞:尾崎亜美
作曲:尾崎亜美
編曲:大村雅朗
リリース:1984年3月1日
河合奈保子リリース時の年齢:19歳
奈保子ちゃんは月に関する曲が多い
・プリズム・ムーン(1984年)
・THROUGH THE WINDOW~月に降る雪~(1985年)
・ハーフムーン・セレナーデ(1986年)
・十六夜物語(1987年)※歌中に「月」が繰り返し出てきます
これらの曲は、河合奈保子 BOX シングル・コレクション Jewel Box~Naoko Singles Collectionに入っています。
このBOXで『プリズム・ムーン』が初めてCD化されたようです。それ以外の曲もほぼ網羅してておすすめですよ。
ちなみに「プリズム・ムーン」のA面の「微風のメロディー」にも「月のテラスに座り」というフレーズが出てきます。
愛や恋ならともかく、なぜこんなに月の曲ばかりなのか。
そもそも河合奈保子はどんなアイドルなのか
そもそも、河合奈保子という方はどんな雰囲気のアイドルかといいますと。ざっくりいうと、めっちゃ性格良さそうで、一生懸命で、歌唱力抜群で、かわいい(そしてグラマー)。なんだか母性だとかいい奥さんになりそう感があふれてるんですよね。聖子ちゃんあたりとくらべるとヒジョーにわかりやすい(超失礼)。
松田聖子と河合奈保子
私の中では、聖子ちゃんがとめどないエネルギー源である太陽の精だとすると、奈保子ちゃんはみんなを見守る月の女神みたいなイメージです。聖子ちゃんが西洋のお姫様なら、奈保子ちゃんはかぐや姫。その…朗らかさと、おおらかさゆえですかね。弾けるチャーミングな笑顔も素敵なんですが、やはりどこか上品さがあるというか。
奈保子ちゃんかぐや姫説
あ、ともすればかぐや姫なのかも、と。
そしたらいつかは月に帰らなきゃいけない。奈保子ちゃんが遠いオーストラリアの地にいってしまったのも、もうきっと歌手として表舞台での復活はないのかなとか。それでもいつかまた出会えることを祈って曲を聴き続けるファンたち。さよならみなさん、でも私は帰るべきところに帰らねば。およよよよ。
なんかそんな情景が似合う気がするのです。
月が神秘的な感じがするのは、夜に光るものだからでしょうか。しかし、星とも違う唯一無二のものであり、昼も夜も私たちを見守っている。太陽の光を反射して、道しるべのように輝く。その姿はやはり優しく、母のような大きな包容力がある気がします。
うん、奈保子ちゃんはやっぱり月が似合う。
おまけ・『プリズム・ムーン』とセーラームーン
余談ですが、この曲、すごくセーラームーンっぽいなと。。
そもそもセーラームーンも作中でうさぎちゃんが「ムーンプリズムパワー!!」って言ってます。
月から力をもらってヒロインになる主人公、神秘的でファンタジックな曲調と歌詞、
奈保子ちゃんの頬がくぼむような甘い歌声、しかし裏で鳴ってるイカしたギター。
女の子の繊細さ・そしてそれに反したエネルギーをよく表現しています。
セーラームーンが始まるよりも前にできた曲なので関係はないと思うのですが、なぜかいろいろと想像が膨らんでしまう不思議な曲です。
▼こちらの14曲目に入っています!