【ミラーボール】別府に歌謡曲バーがオープンした理由がまさかのナルホドすぎた話

別府の歌謡曲バー「ミラーボール」がオープンした理由がまさかのナルホドすぎた話

時にみなさま、世の中には歌謡曲バーというそれはもう世にも楽しい場所があるのですが、ご存知ですか?

歌謡曲バー(昭和歌謡バー)とは、おもに70〜80年代のヒット曲や当時の映像を鑑賞しながら、お酒やおしゃべりを楽しむ場所です。 DJがいるお店もあったり、曲のリクエストができたりもします。 →歌謡曲好き必見!東京都内の昭和歌謡バーまとめ(新宿編)

最近はメディアで取り上げられたり有名人も来たりとで、だんだん有名になってきているなという実感があります。歌謡曲バー好きの私としては、うれしい限り。

しかしながら、実際にお店が存在するのは東京都内・大阪・福岡などの人が集まる都市部ばかりです。 やはり人が集まるところでこそこういうお店が成り立つというのは、考えてみれば必然は必然。
しかしなんとある日、こんなニュースをキャッチしました。

別府市の繁華街に歌謡曲バー「ミラーボール」 昭和のヒットソング「映像で楽しんで」

なんと別府に歌謡曲バーができたらしい! 別府。そう、あの温泉で有名な、大分県の別府市です。
うーん、いくら観光地とはいえ、なんでまた別府で…?かなり思い切った立地なのでは…? とりあえず感じるのは、なみなみならぬ意志。

ということで、温泉ついでにビューンと別府「ミラーボール」へ行ってきました!

別府の歌謡曲バー「ミラーボール」に行ってみた!

(以下に書いてあることは2019年9月に訪れた時点の情報です)

場所は別府駅から歩いて7分ほどの場所。駅から近いのはありがたいです。

ミラーボールの外観

明るい時はちょっとわかりづらかったのですが、 夜になるとちゃんとこんな看板が出ています! やってるやってる。

ちょっと怪しげな階段をのぼって2階へいくと…ありました!
ドキドキしてきたよ!

ミラーボール店内のようす

2019年の5月にオープンしたての店内はとってもきれい。映像が流れるモニターとスクリーンがばっちり完備。 ミラーボールも…もちろんありました。
カウンターとテーブルとで、満杯だと30人弱くらいは入るんじゃないだろうか?

ちなみに私が行ったのは22時くらいで、お客さんが数人いらっしゃいました。
(私は心配だったので予約して行きました◎電話にもとっても丁寧に答えてくださいました)

料金体系とリクエスト

男性 1H ¥2200 2H ¥3300
女性 1H ¥1650 2H ¥2750

お店のインスタグラムより

料金体系は、時間制の飲み放題となります。 最初に「◯時間で!」とは申告していないですが、最後にいた時間で計算してお会計をしてくれました。このへんは変動あるかもしれませんので、入店時に確認したほうがよいかも。

カウンターにつくと、うまい棒などの駄菓子が置いてあって、飲み物を飲みながら好きに食べていいシステム。 遠慮なくボリボリと食べていたら一瞬でなくなりましたが、即補充してくれました。
ごはんなどは無いようだったので、夜ご飯は済ましてから2件目にいくのがよいでしょう。(2019年9月時点)

カウンターにはペンと紙、それから曲が書いてあるファイルも置いてあり、ファイルにあるものを紙に書いてリクエストする方式です。この辺のシステムは都内の歌謡曲バーと同じですね。 お客さんが多くないときは、店員さんに直接リクエストしてもOK。
リクエスト自体は無料なので、遠慮なくリクエストしまくることに。

私はまず、郷ひろみさんの「ナイヨ・ナイヨ・ナイト」(1979)をリクエスト。わぁ、こんな映像◯ouTubeでは見たことがない!最初から興奮マックス!!!

「ミラーボール」のオーナーとマスター

ミラーボールが回る店内。大きなスクリーン!

さて…楽しさに圧倒されているうちに、なぜこの別府という土地に歌謡曲バーができたのかが、やはり気になってきます。
お店にはサンプラザ中野くんさん似のマスターと、綺麗な女性ののオーナーさんが1人。 もうひとり女性のオーナーさんがいるみたいですが、私が行ったときはこのお2人でした。

サンプラザ中野くんさん似マスターさんが「観光でいらしたんですか?」「世代…じゃないですよね?この時代の音楽が好きなんですか?」などと話を振ってくださったので、
「ネットの記事で別府に歌謡曲バーができたというのを読みまして。気になっていたので来ちゃいました」なんて話に。

そんなこんなで、お店をオープンするまでの経緯を伺ってみました。

きっかけは新宿の歌謡曲バー

さにー(私)「そもそもなぜ、70〜80年代を中心としたヒット曲バーを開くことになったんでしょうか?」

マスター「オーナーがたまたま新宿の歌謡曲バーに行ったことがきっかけなんです。そこではじめて歌謡曲バーというものの存在を知り、『これは別府でやったら絶対にウケる!!』と直感し、ここを開くにいたりました」

さ「もともと『昭和歌謡関連のことができたらいいな』という構想を練っていたわけじゃないんですか?」

マ 「いえ、そういう構想はまったくなかったんです。新宿の歌謡曲バーでビビッときて、そこで初めて準備をはじめ、その歌謡曲バーのオーナーに指南してもらいながら、なんとか開店に至りました」

なんとまぁ…!そんなことがあるもんなんですね!?オーナーさんの天性の直感にてミラーボールは爆誕したのですね。なんというチャレンジ精神!

70〜80年代ヒット曲の可能性

気さくにお話をふってくれるマスターのおかげで、どんどん楽しくなってきました。お話を聞くと、年齢は40代半ばくらい。女性オーナーのお二人も同年代だといいます。

さにー「あれ?それじゃあマスターご自身が青春時代を過ごしたのって、たぶん80年代後半とかではないですか」

するとマスター「そうなんです」と。まさにそのとおりで、学生時代はBOOWYが好きだったとのこと。でも、と続けます。「でも、この時代の曲ってパワーがありますよね。自分の青春時代リアルタイムの楽曲ではないですが、すごく耳に残るんですよね」

わ、わかる〜〜〜〜〜!と、同じくリアルタイム世代ではない私も首をブンブンふってうなずきました。そう、そうなんだよ!自分が青春をすごした時代の曲は(私の場合は2010年前後)それはそれで「なつかし〜」とはなるんだけど、それ以上の感想が正直ないんです。(※人によると思います)

しかしながら、この時代の曲のキャッチーさやパンチ力にかかると、なつかしさとか哀愁とか望郷の念とか、普段あるはずのない感情がたくさん湧き上がってくるんだよなぁ。時代関係なく、心のなかで化石になった感情を呼び起こさせる力がある、という感じでしょうか。たぶん、そんな思いがマスターやオーナーさんのなかにもあったのかな?と、勝手にシンパシーを感じてしまいました。

別府と歌謡曲バー

さらに、お話を聞いていくと「昭和歌謡は別府の雰囲気に合う」という部分も大きいことがわかってきました。

別府は温泉街として有名ですが、コテコテの観光地というわけではなく、古き良き昭和の香りがのこったまま栄えているような印象でした。 別府駅なんかはかなり新しいのですが、商店街なんかは、まさに昭和。しかも、いわゆる人工的な観光地レトロとは違う、マジモンの昭和です。映画「Always」みたいと言ったら言いすぎでしょうか。
そのうえ、お客さんやマスターさんなどそこに居た全員が「I LOVE 別府」なのです。別府というほかにふたつとない地元に対してとても愛着があり、別府という土地自体を愛していることが伝わってきました。首都圏在住の私からすると、うらやましくも感じます。

別府駅。新しくてきれい
その一方、そこはかとなくただよう昭和臭。画像は別府タワー

古くから温泉という自然の産物と対話しながら繁栄し、見た目は古くなってもいっそう愛されている別府という土地。
かたや、歌を通して人々をつなぎ、時代が変わってもそのパワーが色褪せない昭和歌謡。
「別府と昭和歌謡」がしっくりくる理由が、なんだかすごく腑に落ちた気がします。

都会では実現できないこと

この人たち見たことあるぞ…

この翌日も別府観光を予定していた私。 「どこかおすすめの観光地やグルメはありますか?」という旅行客まるだしの思考停止クエスチョンに対して、マスターやお客さんらが頭をひねってたくさん案をあげてくれました。しまいにはメモまでとって渡してくれるという(自分で書け)。
そこにはやさしさはもちろんのこと、やっぱり別府への愛があるのでした。しかも、昼間の料理屋さんなどでは聴けないくだけた方言なんかも飛び交ったりして、「今、別府に来てるぜ」感をひしひしと味わうことができました。
これは、地方の歌謡曲バーならではのいとおかしなのかもしれません。

別府に来たら「ミラーボール」に行ってみよう!

ということで、予想以上に歌謡曲バーが別府に開かれた必然みたいなものをビシビシと感じさせられる旅になりました。「歌謡曲バーって人が集まる都会だけのビジネスなのでは?」という私の中のあさはかな方程式は、別府人の別府人による別府愛を前にして、いともやすく崩れ去ったのでした。

ちなみに、マスターにおしえてもらったお店(和風ちゃんぽん屋さん)には、翌日バッチリ行きましたよ。もちろん温泉も満喫しました。
ぜひ観光ついでに、別府の夜は「ミラーボール」訪れてはいかがでしょう? きっと別府のことも、昭和歌謡のことも、もっと好きになれるはずです。

また行きます!ミラーボールのみなさま、すてきな出会いをありがとう!

店舗情報

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〒874-0944 大分県 別府市元町10-5 元町モール201
(別府駅から徒歩7分)
開店時間: 20:00〜25:00(最終入店24:00)
イベント・定休日はSNSより

お店には専用の駐車場はないので、車で来る人は近くのパーキングに止めるとよいです。
私の泊まった温泉地帯からは車で15分くらいでしたが、別府も広いですので、遠くから行く方は立地を確かめてね!

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