麻丘めぐみ ( あさおかめぐみ )

麻丘めぐみの基本情報

  • 生年月日: 1955年10月11日 (68歳)
  • 出身校: 明治大学付属中野高校定時制課定 卒業
  • 本名: 藤井佳代子
  • 1972年6月5日、「芽ばえ」で 16歳のときにデビュー。現在、デビューしてから 51 年たちました。

  • 3才から子役・CMモデルとして活躍し雑誌「女学生の友」や「セブンティーン」にも専属モデルとして登場していた
  • 4つ上の姉も歌手だった(花里あけみ→藤井明美→立木久美子と名前を変えている)
  • 姉の現場でスカウトされ、歌手デビュー
  • 今まで演歌アーティストが多かったビクターからの、ポップス系歌手デビュー第一号でもあった
  • 父方の先祖は日出藩の家老だったため、実家は日出城の二の丸だった
  • 21才のときに結婚し、一度芸能界を引退している
  • 現在もドラマや舞台で女優として活躍している
  • 娘のひとみさんは水彩画家「ひとみこぱん」として活動中。母親似ですね

レコード・CD売上枚数

シングル売上ランキング

発売年 曲名 売上
(万枚)
1 1973 わたしの彼は左きき 49.5
2 1972 芽ばえ 42.0
3 1972 悲しみよこんにちは 24.7
4 1973 アルプスの少女 22.2
5 1973 森を駈ける恋人たち 20.0
6 1974 ときめき 19.4
7 1974 悲しみのシーズン 18.9
8 1973 女の子なんだもん 17.7
9 1974 白い部屋 12.0
10 1974 雪の中の二人 11.1

※累計売上のランキングです。出典:株式会社オリコン(1997)『1968-1997 ORICON CHART BOOK』

麻丘めぐみの代表作品

代表曲

  • 芽ばえ
    デビュー曲
  • わたしの彼は左きき
    自身最大のヒット曲

初期のシングルのほとんどを作詞:千家和也、作曲:筒美京平が手がけている。

個人的なおすすめ

  • 夏八景

(作詞:阿久悠 作・編曲:筒美京平)
1976年のシングル。ベースが動き回っててかっこいい。1番と2番のアレンジの違いとか、くうぅ〜凝ってるな〜〜!って感じる曲。

社会を変えたアイドル・麻丘めぐみ

「わたしの彼は左きき」が与えた影響

当時は左利きへの差別意識がまだある時代で、右利きに矯正されることがよくあったという。しかし1973年に「わたしの彼は左きき」がヒット。「好きな彼が左ききだからわたしも合わせてみたいけど、全然できないの、いじわる」という内容が左ききの少年たちに夢と希望を与え、それまでの「左ききは隠すもの」という風潮に風穴をあけたとも言われている。
実際にこれをきっかけに、デパート等で左ききグッズが売られるようになった。

のちに、麻丘めぐみ自身もこう語っている。

「左利きのファンから“今まで恥ずかしいと思っていたけど、恥ずかしがらずに学校に行けるようになった”とか、“自慢になった”“自信になった”とお手紙が届いて、いまだにお礼を言われるんです。タブー視されていたものが魅力に変わって、みんなが喜んでくれた。貢献できてよかったなと嬉しかったです」
左利きがタブーだった時代、ヨネスケは箸を右手で持つように

ちなみにスカウトされて急に歌手になったことにコンプレックスを持っていた麻丘は、自身の低い声がコンプレックスだった。しかし「わたしの彼は左きき」を作曲した筒美京平「あなたは中音からぎりぎりの高音に行く時、泣き声になる。哀愁があってすごく良い。自身を持って歌いなさい」と励ましたという。(※1)

独特の髪型・姫カット

  • もみあげの部分をかぐや姫のようにザクッと切っているヘアースタイルは「姫カット」とよばれ、彼女のヘアースタイルの一つだった。しかし可愛い子でないとなかなか似合わないレベルが高い髪型でもあったためか、流行ったかどうかは謎である

歌への不安とコンプレックス

  • 生活のためにモデルをしていたところ、思いがけずに歌手になったため「好きで歌手になる人がうらやましい」と述べている(※1)
  • 同様に、「役者志望ということもあり、歌手としての確固たる意思も自信もないまま売れてしまい、戸惑うばかりでした」とも言っている(※2)
  • しかし、「気持ちは若いつもりでも、還暦を過ぎたのは事実。健康でいるうちに何か挑戦してみたい。何ができるか考えた時に、私を有名にしてくれた歌ともう一度向き合いたいと思った」とし、「麻丘めぐみ Premium BEST」(ビクター)を2020年1月29日に発売した。(※2)
    ▼本人がセレクトした39曲を2枚のCDにおさめている。

受賞歴

●1972年
第14回日本レコード大賞 最優秀新人賞「芽ばえ」

●1973年
第15回日本レコード大賞 大衆賞「わたしの彼は左きき」
第4回日本歌謡大賞 放送音楽賞「わたしの彼は左きき」

関連サイト

参考文献

(※1)岩手日報「マジックアワー 麻丘めぐみ」2020年3月10日
(※2)[夕刊エンタメ]麻丘めぐみ29年ぶり新曲…来月21日トークショー : エンタメ・文化 : ニュース : 読売新聞オンライン  2019年12月12日

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