筒美京平 ( つつみきょうへい )

筒美京平さん

筒美京平の基本情報

  • 生年月日: 1940年5月28日 (79歳)
  • 出生地: 東京都新宿区牛込神楽坂
  • 出身地: 東京都港区虎ノ門
  • 本名: 渡辺 栄吉

レコード・CD売上枚数

シングル売上ランキング

<作曲作品>

発売年 曲名(歌手) 売上
(万枚)
1 1979 魅せられて/ジュディ・オング 123.5
2 1980 スニーカーぶる〜す/近藤真彦 104.7
3 1968 ブルー・ライト・ヨコハマ/いしだあゆみ 100.3
4 1971 また逢う日まで/尾崎紀世彦 95.6
5 1975 ロマンス/岩崎宏美 88.7
6 1975 木綿のハンカチーフ/太田裕美 86.7
7 1981 ギンギラギンにさりげなく/近藤真彦 81.6
8 1994 人魚/NOKKO 65.4
9 1999 やめないで,PURE/KinKi Kids 64.8
10 1981 ブルージーンズメモリー/近藤真彦 59.8

 

※累計売上のランキングです。出典:株式会社オリコン(1997)『1968-1997 ORICON CHART BOOK』

筒美京平の代表作品

筒美京平さんが手掛けた代表曲

補足がない場合は作曲・編曲どちらも担当。70年代はどちらも手掛けているものが多いが、80年以降は編曲は違う人であることが多い

いしだあゆみ
・ブルー・ライト・ヨコハマ
・あなたならどうする

尾崎紀世彦
・また逢う日まで1971年のレコード大賞受賞曲

堺正章
・さらば恋人

南沙織
・17才リン・アンダーソンの「ローズ・ガーデン」を参考にしている
・純潔
・傷つく世代
・色づく街

麻丘めぐみ
・芽ばえ
・わたしの彼は左きき

浅田美代子
・赤い風船

リンリン・ランラン
・恋のインディアン人形

ALFIE
・夏しぐれアルフィーのデビュー曲

桜田淳子
・ひとり歩き
・リップスティック

郷ひろみ
・男の子女の子
郷ひろみのデビュー曲
・裸のヴィーナス
・花とみつばち
・よろしく哀愁
・誘われてフラメンコ
・恋の弱味
・あなたがいたから僕がいた
・ナイヨ・ナイヨ・ナイト
(その他多数)

野口五郎
・青いリンゴ編曲:高田弘。野口五郎の初ヒット曲となった
・オレンジの雨編曲:高田弘
・甘い生活
・私鉄沿線作曲:佐藤寛
・きらめき
・針葉樹
・むさし野詩人作曲:佐藤寛
・グッド・ラック編曲:高田弘
・真夏の夜の夢
・女になって出直せよ編曲:船山基紀
・19:00の街編曲:川村栄二
(その他多数)

岩崎宏美
・二重唱(デュエット)編曲:萩田光雄。岩崎宏美のデビュー曲
・ロマンス
・センチメンタル
・ファンタジー
・未来
・ドリーム
・想い出の樹の下で
・シンデレラ・ハネムーン
・女優

太田裕美
・雨だれ編曲:萩田光雄。デビュー曲。シンガーソングライター風のものを作る意図で、ピアノの弾き語りのアレンジになった
・木綿のハンカチーフ編曲は萩田光雄と共同
・赤いハイヒール編曲:萩田光雄
・しあわせ未満編曲:萩田光雄
・九月の雨
・ドール

大橋純子
・たそがれマイ・ラブ

中原理恵
・東京ららばい

庄野真代
・飛んでイスタンブール編曲:船山基紀

石野真子
・日曜日はストレンジャー

ジュディ・オング
・魅せられて1979年レコード大賞受賞曲

桑名正博
・セクシャル・バイオレットNo.1編曲:桑名正博&ティアードロップス・戸塚修

小柳ルミ子
・来夢来人編曲:萩田光雄

榊原郁恵
・ROBOT編曲:船山基紀

薬師丸ひろ子
・あなたを・もっと・知りたくて編曲:武部聡志

近藤真彦
・スニーカーぶるーす編曲:馬飼野康二
・ヨコハマ・チーク編曲:馬飼野康二
・ブルージーンズメモリー編曲:馬飼野康二
・ギンギラギンにさりげなく編曲:馬飼野康二
・情熱☆熱風☽せれなーで編曲:大谷和夫
・ふられてBANZAI編曲:後藤次利
・ホレたぜ!乾杯編曲:後藤次利

沖田浩之
・E気持編曲:船山基紀

田原俊彦
・君に薔薇薔薇…という感じ編曲:船山基紀
・原宿キッス
編曲:船山基紀
・ラブ・シュプール編曲:大谷和夫
・シャワーな気分編曲:大村雅朗
・夏ざかりほの字組編曲:新川博
・どうする?編曲:船山基紀
・抱きしめてTONIGHT編曲:船山基紀

松本伊代
・センチメンタル・ジャーニー編曲:鷺巣詩郎。松本伊代のデビュー曲
・ラブ・ミー・テンダー編曲:鷺巣詩郎
・TVの国からキラキラ編曲:鷺巣詩郎

稲垣潤一
・ドラマティック・レイン編曲:船山基紀
・夏のクラクション編曲:井上鑑

河合奈保子
・エスカレーション編曲:大村雅朗
・UNバランス編曲:大村雅朗
・唇のプライバシー編曲:鷺巣詩郎

小泉今日子
・まっ赤な女の子編曲:佐久間正英
・半分少女編曲:川村栄二
・迷宮のアンドローラ編曲:船山基紀
・ヤマトナデシコ七変化編曲:若草恵
・なんてったってアイドル編曲:鷺巣詩郎
・水のルージュ編曲:大村雅朗

少年隊
・仮面舞踏会編曲:船山基紀。少年隊のデビュー曲にして最大のヒットを記録
・デカメロン伝説編曲:新川博
・バラードのように眠れ編曲:馬飼野康二
・stripe blue編曲:馬飼野康二
・君だけに編曲:馬飼野康二
・ABC編曲:船山基紀
・じれったいね編曲:新川博

本田美奈子
・Temptation(誘惑)編曲:大谷和夫
・1986年のマリリン編曲:新川博
・Sosotte編曲:鷺巣詩郎
・Oneway Generation編曲:大谷和夫
(その他多数)

斉藤由貴
・卒業編曲:武部聡志。斉藤由貴のデビュー曲。卒業ソングの定番
・初戀編曲:武部聡志
・情熱編曲:武部聡志

TOKIO
・AMBITIOUS JAPAN!(2003)作詞:なかにし礼 編曲:船山基紀という超豪華な作家陣

筒美京平さんが手掛けたアニメソング

サザエさん
・サザエさん(オープニング)お魚くわえたどら猫のやつ
・サザエさん一家(エンディング)サザエさんはゆかいだな〜〜のやつ

筒美京平ってどんな人?

日本の音楽業界の頂点にして原点のような、伝説のお方。曲の制作スピードが早すぎるため、「筒美京平」というゴーストライター集団なのではないか?とまで言われていたらしいが、まごうことなき一人の作曲家。
しかしながら、授賞式などでテレビに映ることはあっても、筒美氏が自らの意思でテレビ出演したことはほとんどない。日本一のヒットメーカーでありながらその素顔は謎のベールに包まれている。

作曲家になるまで

・1963年、日本グラモフォン・レコード株式会社(後のポリドール)に入社。洋楽ディレクターとして4年間務めた。入社の面接の際、邦楽の担当には絶対なりたくなかったらしく「洋楽じゃないとイヤだ」と伝えていたという

・青山学院の先輩である作詞家の橋本淳に「やったらどう?」と誘われたことがきっかけで、1966年に作曲家デビュー

・ヴィレッジ・シンガーズ「バラ色の雲」(1967年)が初のヒットとなる

・最初は作曲用の名前をを「鼓 響平」にしようかと思っていたが、画数が多いのと、左右対称だと縁起がいいからということで「筒美京平」となった

筒美京平と音楽

・自身の楽曲で気に入っているのは尾崎紀世彦「また逢う日まで」、堺正章「さらば恋人」、太田裕美「木綿のハンカチーフ」

・洋楽を日本仕様にするにあたって、大きな影響を受けたのは「バート・バカラック」だと自他ともに認めている

・幼少からクラシック、大学時代はジャズを嗜んでおり、彼のルーツに歌謡曲はない。実際に以前「歌謡曲という名のつくものが大嫌いだったんですよね。軽蔑していたんじゃないかしら。ハッハッハ」と語っている

・一番忙しかったときで、1ヶ月に45曲書いたという

・「吉田拓郎の『結婚しようよ』が出てきた時、これは大変だと思った。やっぱり新しかった」と本人が話している

周囲の人が語る筒美京平像

  • 学生時代の先輩の作詞家橋本淳は、高校時代の筒美京平氏の印象について「暗い、地味、人嫌い」。筒美氏は園芸部だったらしく、学校の花壇で花を手入れしている高校生だったらしい
  • CBSソニーの伝説のプロデューサーとも言われている酒井政利は、筒美氏について「結構怖いところがあるんですよ。レントゲン技師みたい」と言っている
  • 後年、プロデューサーの酒井政利は、「筒美京平で山口百恵という路線は考えなかったのか」という質問に対して「それは一度も考えなかったですね。山口百恵とは合わないと思うんですよ。彼女は暗く重くしてしまうところがあるから、筒美京平作品を否定して入ってしまうと思ったんです。(筒美氏が南沙織の楽曲も多く手掛けていることから)南沙織のアンチテーゼが山口百恵でもあり、山口百恵のアンチテーゼが松田聖子になっていくわけだから。だから本当は松田聖子と筒美京平は合うと思う」と答えている
  • 筒美京平が最も多くタッグを組んだ編曲家である船山基紀によると「ところで筒美京平先生とはどんな人なのか。メディアにほとんど出ないので、一般の音楽ファンには謎の人と思われているが、まず京平先生にとって、楽曲は売れることが第一義。売れたら評価されるし、売れなければ駄目」とのこと。

受賞歴

●1971年
第13回日本レコード大賞「また逢う日まで」(尾崎紀世彦)

●1979年
第21回日本レコード大賞「魅せられて」(ジュディ・オング)

関連サイト

参考資料

「作家で聴く音楽」第二回 筒美京平より
「昭和40年男7月号増刊」クレタパブリッシング(2019)
「HIT SONG MAKERS 栄光のJ-POP伝説」(2006)
「ヒット曲の料理人 編曲家 船山基紀の時代」リットーミュージック(2019)p.064

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